どうも、ばねおです。
今回はパソコンとモニターを繋げるケーブルについて!
まず前提として、ケーブルを繋げることで映像や音声の入力・出力ができるようになります。
・・・ってそんなの言われなくても分かりますよね。
音声はともかくとして、ケーブル繋げなきゃ実際映らないもん画面。
では画面を映すために必要なケーブルの中でも、主に2種類のケーブルが一般的に使われているのはご存知ですか?
それが今から解説するDisplayPort(ディスプレイポート)とHDMI(エイチディーエムアイ)
結局どっちを選んだらいいのか?そんなお悩みを解決したいと思います!
DisplayPortとHDMIの違い
そもそもDisplayProtとHDMIはどういうところが違うのかをまず解説しましょう。
この2つの主な違いはコネクタの形状です。
DisplayPort(略してDP)は左右非対称で片側の端が欠けたような形状
HDMIは左右対称で台形のような形状
DisplayPortはゲーミングモニターで主に使用されます。
HDMIはゲーミングモニター以外にもテレビモニターなどに対応してる規格なので色んなもので使いまわしができます。
ケーブルはどっちを選んでもいい!強いて言うならHDMIの方が便利
結論はこれなんですけど、正直どっちを選んでも大丈夫です!
何となく『DisplayPortが殆どゲーミングモニターでしか使われないんだったら、ゲーミングモニターに使うケーブルはDisplayPortの方がいいんじゃないの?』って思いますよね?
一昔前はそうでした!DisplayPortの方が性能よかったので、ゲーミングモニターのスペックをフル活用するならDisplayPort一択でした。
ですが今はHDMIでも新しい規格が出て、2つのケーブルの性能に差がでなくなったのでどっちでもよくなりました!
なのでケーブル選びで重要なのは、購入を検討している・もしくは購入したモニターに対応した規格を選ぶことだけです!
例えばコレ。
この画像は今の私のイチオシモニター、Pixio PX248 Waveの製品説明です。
バッチリ書いてありますよね?
入力端子「HDMI 2.0」「Display Port 1.4」と!
この後ろについてる2.0や1.4といった数字が対応する規格のバージョンを表してます。
繰り返しますが、ケーブルはHDMIでもDisplayPortでもどっちでもいいです。
殆ど違いはないので。
肝心なのは選んだモニターとケーブルの規格のバージョンを合わせることです!
モニターに対応してるケーブルの規格の調べ方
先ほどの例に出したPixio PX248 Waveのように親切に規格のバージョンまで書いてあるモニターもあれば、書いてないモニターもあります。
バージョンまで記載のあるメーカーはAcerやPixio、Dellあたりですね。
これらのメーカーのモニターを選べば、ケーブルも間違えずに安心して買えますね!
逆にバージョンまでは書いてないモニターは、例えば「HDMI×2、DP×1」といった感じで対応する規格と挿せる本数のみ記載があります。
このような商品の場合はどのケーブルを買えばいいのか迷いますよね?
そういう時は、”とりあえず一番性能が高いケーブルを選ぶといい”ですよ!
どれが性能が高いのかはこの後解説しますね。
もうひとついい方法があります。
Amazonでモニターを購入する人にはとっておきのアドバイス!
商品ページの真ん中辺りにある、
「この商品を買った人はこんな商品を買っています」
これを見ましょう!
モニターの商品ページには大体「この商品を買った人はこんな商品を買っています」の中に対応するケーブルも入ってます。
当然それはみんなが買っているその商品に合ったケーブルなのでそれを一緒に買えば間違いありません!
規格のバージョンによって何が違う?
現時点でHDMIはバージョン1.0から2.1まで、
DisplayPortも同じくバージョン1.0から2.1までバージョンアップしてきました。
これらはバージョンが違ってもコネクタ(ケーブルとモニターやパソコンを接続する部分)の形状は変わらないので、
例えば先ほどのHDMI 2.0に対応してるモニターに対してHDMI 1.4や2.1を挿すこと自体はできちゃいます。
では、バージョンによる違いとは何か?
それは対応する解像度やリフレッシュレートなどがバージョンごとに違ってくるという点ですね!
リフレッシュレートとは?fpsとの違いやおすすめのモニター紹介! – ばねろぐ (banelog.com)
バージョンアップすれば当然性能は上がるので、1.4より2.0、2.0より2.1の方が性能は上です!
ちなみに、HDMI 2.0対応モニターにHDMI 1.4のケーブルを挿すとHDMI 1.4の性能になります。
また、HDMI 2.0対応モニターにHDMI 2.1のケーブルを挿してもHDMI 2.0の性能になります。
つまりモニターの性能以下のケーブルだとケーブルの能力に引っ張られちゃうけど、
モニターの性能以上のケーブルだとそのモニターの能力は十分発揮できるってことです!
とりあえず最新のHDMI 2.1のケーブルを買っておけば、どのモニターでも最高のパフォーマンスを出すことができます。
もちろんその分ケーブルの値段も上がりますけどね!
HDMIの種類
バージョン | 解像度/リフレッシュレート |
ウルトラハイスピード (HDMI 2.1) | 4K/240Hz WQHD/240Hz フルHD/240Hz |
プレミアムハイスピード (HDMI 2.0) | 4K/60Hz WQHD/144Hz フルHD/240Hz |
ハイスピード (HDMI 1.3-1.4) | 4K/30Hz WQHD/75Hz フルHD/144Hz |
スタンダード (HDMI 1.0-1.2) | フルHD/60Hz |
HDMIにはバージョンによって「ハイスピード」などの名称がついてます。
今の主流はプレミアムハイスピード(HDMI 2.0)かハイスピード(HDMI 1.4)の2種類ですね!
大抵のゲーミングモニターはプレミアムハイスピードまで対応してます。
ウルトラハイスピード(HDMI 2.1)は主に4Kで高リフレッシュレートを出すために使われます。
例えば最新のゲーム機「PS5」は4K/120Hz対応なのでPS5のゲームを最高の環境で遊ぶなら、
プレミアムハイスピードだと4K/60Hzで足りないのでウルトラハイスピードを選ぶべきですね!
Display Portの種類
バージョン | 解像度/リフレッシュレート |
Display Port 2.0(2.1) | 4K/240Hz WQHD/240Hz フルHD/540Hz |
Display Port 1.4 | 4K/144Hz WQHD/240Hz フルHD/540Hz |
Display Port 1.2 | 4K/75Hz WQHD/165Hz フルHD/240Hz |
※最新のバージョンの2.1と2.0の間に実用的な違いは殆どありません。
DisplayPortは1.2や1.4が主流です!
これもHDMIと同じで大抵のゲーミングモニターに対応してるバージョンが1.4までという理由ですね。
それでは、先ほど例に出したPS5の4K/120Hzに対応したモニターで考えてみましょう。
HDMI、DP対応と書いてあった場合はケーブルはHDMIもDisplay Portも使えるということになります。
どちらも使えるのであれば後は4K/120Hz以上に対応しているバージョンを選ぶだけです。
HDMIの場合4K/240Hzに対応しているウルトラハイスピード(HDMI 2.1)のみですね。
Display Portの場合は4K/144Hzに対応している1.4でも、4K/240Hzに対応している2.0でもOK。
こんな感じで、PS5の性能を最高に活かせるケーブルは3種類あるので、後はその3種類に絞って値段やケーブルの長さで選べばいいだけですね!
結局どのバージョンのケーブルを買えばいいの?
どのモニターにどのケーブルが合うのか、見方などを解説しましたが、
HDMIもDisplayPortもどっちの規格でも結局最新のバージョンを買うのがいいと思います。
理由は単純で、最新バージョンでも大して値段が変わらないからです!
最新を選んでおけば旧バージョン対応のモニターでもそのモニターの最大の性能は引き出せるので困ることないですからね。
一応DisplayPortは2.0より1.4の方がそれなりに安いので、4K/144Hzで十分なら1.4を選んでもいいかもしれません。
HDMIは最新のウルトラハイスピードですら千円程度なので殆ど金額差はありません。
もちろん環境によりますが、ケーブルの長さは大体2mあればモニターからパソコンには十分届くので参考程度に。
最後に
大して値段は変わらないので、ケーブルを一本買うならHDMIのウルトラハイスピードで決めちゃいましょう!
HDMIならNintendo Switchなどにも対応してるので、パソコンのモニターにSwitchの画面映したい時なども重宝しますよ!
DisplayPortだとSwitchと繋げることはできません・・・
色んなゲーム機持ってる人ならHDMIにしておけば何かと役に立つはずです!
ではでは~
コメント