どうも、ばねおです。
今回は「ゲーミングモニターとして湾曲モニターって実際どうなの?」という疑問に答えます。
湾曲モニターはゲームをより楽しめるよう工夫して作られたモニターで、一度使えば手放せなくなりますよ!
湾曲のデザイン上、横に長いウルトラワイドモニターと相性バツグン。
私が4年ほど使っているのも34インチの湾曲ウルトラワイドモニターです。
この記事では湾曲であるメリット・デメリットと合わせて、ウルトラワイドモニターのメリット・デメリットを解説していきます!
湾曲モニターと平面モニターはどう違う?
平面モニターがごく一般的な画面の形状が平らなモニターなのに対して、湾曲モニターとは画面の両端がユーザーから見て内側に曲がっているモニターのことを指します。
両端が内側に曲がっていることで、画面の端もある程度近い距離で見れるのが湾曲モニターの特徴。
そして湾曲モニターのこの曲がり具合も実は計算されて作られていまして・・・
この曲線は人間の眼球の形に近づけるように設計されているそうです。
モニターを見る眼球と近い形にすることで目を動かしてどこを見ても一定の距離が保たれ、より画面が自然に見える工夫が施されてます。
湾曲モニターのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
画面の端が見やすくなる ゲームの没入感が高まる 視野角が広くなる | 平面モニターより高価なものが多い |
4年以上湾曲モニターを使ってきましたが、価格以外のデメリットは特に感じません。
平面モニターより没入感が高まることで酔いやすくなるという意見もちらほら目にしますが、正直関係ないですね。
平面モニターで酔っていたゲームは湾曲モニターでも変わらず酔うし、平面で酔わなかったゲームは湾曲でも酔いません。
ゲーム酔いのしやすさで私の右に出る者は殆どいないと思ってるので信用してもらっていいですよw
湾曲モニターのメリット 画面の端が見やすくなる
湾曲モニターは内側のカーブで画面の端と自分との距離が近くなっているので、物理的に画面の端が見やすいです。
距離もそうですが、画面の端が内向きなので首を曲げる角度も最小限で済みます。
わざわざ首を曲げたり伸ばしたりしなくても目線を端にやればしっかり画面の端の文字まで読めるほど。
首の疲労がたまりづらく、長時間の利用にも最適!
湾曲モニターのメリット ゲームの没入感が高まる
ゲームに限らず映画やアニメなどを見ている時にも感じますが、湾曲モニターの画面を見てる時の没入感は平面モニターの比じゃないです。
湾曲モニターは横に広がらず画面全体が視界に入るような形状をしているので、視界のほとんどがゲームや映画の画面で覆いつくされるんですよね。
余計なものが視界に入らないのでゲーム中はゲームに集中しやすくなります!
特にゲーム中のムービーを見てる時は臨場感があってより一層迫力を感じます!
湾曲モニターのメリット 視野角が広くなる
湾曲モニターは横に長いサイズのモニターが一般的なので、視野角が広く作られていることが殆どです。
画面を斜めから見た時に、画面の色や明るさが変わらずに正常に見える角度
せっかくの横長モニターも画面の端だけ色が違うとか明るさが違うなんてことになったら使いづらいことこの上ないですからね。
モニターの正面にいればまず間違いなく端から端まで正常に見える視野角は当然あります。
そしてこの視野角が広いことはメインモニターとして使っている間はそこまで恩恵を感じないかもしれません、だって使う時は常にモニターの正面にいるはずだもの。
強いて言うなら家族や友人と一緒に映画やアニメ鑑賞をする時に、複数人で見ても見づらくならない程度。
視野角が広いモニターは、いずれデュアルモニターやトリプルモニターなど複数のモニターを使うようになった時に特に重宝します。
ちょっとこの写真を見て下さい。
私のメインモニター(34インチの湾曲ウルトラワイドモニター)のデスクトップ画像です。
このモニターを斜めから覗いても・・・
下から覗いても、特に映ってるデスクトップ画像は色も明るさも大きく変わってないですよね?
ではもうひとつ、今度は私のサブモニター(24インチの平面モニター)を見て下さい。
正面から見れば当然こんな感じでちゃんと映ってるんですけど・・・
斜めから見るとこうなります。
画面のほとんどが暗くなって細かい色が潰れちゃってて、まともに見えないですよね。
サブモニターは斜めから見ることが殆どなので、この視野角はサブモニターとして致命的です。
まともに使えないので現在サブモニターの買い替えを検討中!
視野角が広いモニターを買っておけば、いつかサブモニターとして使うことになった時に横に置いても上に置いても正常な色や明るさで見ることができるので役に立つということが分かったと思います。
特にウルトラワイドモニターは先ほど挙げた画面の見やすさや没入感の高さから映像を見ることに長けているので、サブモニターとして使う方も多いんです。
一旦メインモニターとして使うことを考えている方も、いつかモニターが古くなって買い替え時が来た時にサブモニターに移行することを考えて視野角が広いモニターを選んでおくことをおすすめしますよ!
湾曲モニターのデメリット 平面モニターより高価なものが多い
誤解がないように言っておくと湾曲モニターという理由だけで平面モニターより高いわけじゃありません。
モニターを曲げてるだけですからね、それだけで高くはなりません。
基本的にモニターは画面サイズが大きくなるほど価格も上がります。
スマホと一緒ですね、6.1インチのiPhone16よりも6.7インチのiPhone16Plusの方が値段が高いように。
そして湾曲モニターは平面モニターと比べて画面サイズが大きくなる傾向にあります。
一般的なモニターのサイズは、平面モニターの24インチor27インチに対して、湾曲モニターは34インチ。
画面端を見やすくしたり、没入感を高めたり、湾曲のメリットは大きい画面だと活かしやすいからですね。
加えてゲーム用となるとモニターの画面が大きいだけでは不十分で、さらに高リフレッシュレートである必要があります。
(リフレッシュレートについてはコチラで解説⇒リフレッシュレートやfpsとは?モニター選びのコツを掴もう!)
高リフレッシュレートにまでこだわると、大画面&高画質でゲームもサクサク動くというハイスペックなモニターになり、どうしても高価になってしまうんですよね。
例えばリフレッシュレート144Hzのモニターが欲しい場合、24インチのモニターなら2万円で手に入ります。
これに対し、34インチのモニターだと同等のリフレッシュレートでその3倍はかかります。
ウルトラワイドモニターのメリット・デメリット
続いてウルトラワイドモニターのメリット・デメリットを解説します。
メリット | デメリット |
---|---|
表示される範囲が広がる より迫力・臨場感が出る 首を縦に動かすより疲れない | モニターが高価 横長に対応してないゲームやWebサイトが多い |
ウルトラワイドモニターになることで横に広い大画面が映像の迫力や臨場感につながります。
ちなみにウルトラワイドモニターのアスペクト比21:9は映画館のスクリーンと同じで、それを聞くと通常サイズのモニターより迫力や臨場感を感じるのも納得。
そのウルトラワイドモニターを湾曲にすればさらに没入感もUPして・・・湾曲ウルトラワイドモニターでゲームの映像や映画を見るとあまりの迫力に感動しますよ!
ウルトラワイドモニターのメリット 表示される範囲が広がる
モニターが横に伸びることでゲームによっては表示される範囲が広がります。
例えばLoLだとこのように。
コチラが一般的な24インチモニターの解像度フルHD1920×1080のゲーム画面。
ウルトラワイドモニターの解像度UWQHD3440×1440になると、フルHDでは映ってなかった部分が見えるようになります。
これによっていち早く敵の接近を確認することができるので、当然ゲームが有利になりますよね。
ちょっとずるい気もしますけど特に禁止されているわけでもないので、紛れもないウルトラワイドモニターのメリットです!
ウルトラワイドモニターのメリット 首を縦に動かすより疲れない
このメリットは同じく大画面の4K対応のモニターと比較しての話です。
大画面のモニターを買おうと思った時に選択肢に上がるのが4Kモニターかウルトラワイドモニターだと思います。
4Kモニターの大画面といえば31.5インチが多く売られているので、サイズの近い34インチのウルトラワイドモニターと比較してみましょう。
実際のサイズの比率でモニターを並べると画像のように4Kモニターの方が高さがあります。
モニターを置く最適な位置はモニターの上部が自分の目線よりやや下と言われていて、あごを引いた状態で下を向くとまぶたを全開にしないので目の疲労が溜まりづらいのです。
ですがあまりにモニターが大きいと自分の目線より下にモニターの上部を持ってくるのが中々大変。
無理に目線を合わせようとするとモニターを乗せる机の高さを極端に下げたり座る椅子の高さを極端に上げたりする必要があるのでかえって使いづらくなります。
そして自然な位置にモニターを置くと、特に4Kモニターの場合は画面を見上げる必要が出てくるので疲労が溜まりやすくなります。
逆にウルトラワイドモニターは横に長いですが目線は下のまま首を横に動かすだけなのでコチラの方が疲労度は少なくなるということですね!
さらに湾曲モニターであれば首の動きも最小限で済むのでより疲れない・・・
湾曲ウルトラワイドモニター最強では?
ウルトラワイドモニターのデメリット 横長に対応してないゲームやWebサイトが多い
モニターが横長だからと言って、全てのコンテンツが横長になってくれるわけじゃありません。
UWQHD3440×1440の解像度に対応してないゲームはウルトラワイドモニターを使っても全画面にならないので、これではモニターの真価を発揮できません。
Webサイトもほとんどがウルトラワイドモニターのサイズに合わせて作られてはいないので、かなりの余白が生まれます。
例えば当ブログのトップページを見てみるとこんな感じ。
3分の1くらいのスペースしか活用できてません。
今やネットで調べものするにも大体の方がスマホやタブレットを使う時代なので、あえて横長に対応させる意味が薄いので仕方ないですけどね。
ウルトラワイドモニターにしたからと言って、なんでもかんでも見やすくなるわけじゃありません。
まとめ 湾曲ウルトラワイドモニターはこんな人におすすめ!
私が湾曲ウルトラワイドモニターを特におすすめしたいのは・・・
メインで遊ぶPCゲームがMMORPG中心のユーザー
ゲーミングPCでアニメや映画をがっつり見たいユーザー
このような方たちです!
まずPCゲームのジャンルでMMORPG中心にプレイする方におすすめできる理由として、ゲーム映像が圧倒的な没入感&臨場感で楽しさ倍増になるという点が挙げられます。
MMORPGは特に映像に力を入れているゲームが多いので、より綺麗で迫力のある画面で楽しんでほしいところ。
逆にFPSやMOBAなどの対人ゲームを中心にプレイする方に手放しでおすすめできない理由があります。
その理由はとにかくモニター代が高価になってしまうからですね。
ウルトラワイドモニターのリフレッシュレート144Hz以上を求めると約6万円かかります。
せっかくモニター代に6万円も払うなら、対人ゲーム中心のユーザーはリフレッシュレート240Hz以上の24インチもしくは27インチの平面モニターを買うべきなんですよ。
ウルトラワイドモニターの広範囲の表示よりも、さらなる高リフレッシュレートを目指した方が絶対にゲームが有利になります。
じゃあウルトラワイドモニターで240Hzにしたら万事解決・・・って思うかもしれませんが、そこまで行くとお値段は15万円以上。
まず手が出ません。
その点MMORPGならリフレッシュレートは60Hzあれば十分なので、手が出る範囲で理想のウルトラワイドモニターが手に入ります。
6万円もあればMMORPGの映像に迫力があって&ゲームがサクサク動いて&広範囲の画面表示で有利になる最強のモニターが用意できるというわけです!
アニメや映画をガッツリ見たいユーザーも同じ理由ですね。
MMORPG同様、アニメや映画を楽しむのに高リフレッシュレートは必要ありません!
おすすめの湾曲ウルトラワイドモニターを紹介
LG ゲーミング モニター UltraGear 34WP65C-B 34インチ
大手メーカーLGの湾曲ウルトラワイドモニター。
約6万円で購入できる私イチオシのモニターです!
160Hzの高リフレッシュレートでMMORPGなどはもちろん、対人ゲームもカジュアルに遊ぶなら文句なしの性能。
ゲームを有利にする機能も満載。
残像感をなくす「1ms Motion Blur Reduction=黒挿入機能」を搭載⇒黒挿入とは?モニターにどういう効果があるの?遅延は気になる?
なめらかでちらつきのない映像を表示させる「AMD FreeSync Premium テクノロジー」
暗くて画面が見づらいようなゲームでもくっきり見えるようになる「Black Stabilizer」
同メーカーの前のモデルまではなかったモニターの高さ調整&スピーカー搭載によって弱点はなくなり、この価格で敵敵なしのウルトラワイドモニターとなりました。
最後に
湾曲ウルトラワイドモニターは一度使うと手放せなくなりますよ!
「大は小を兼ねる」とはよく言ったもので、画面のサイズは基本的に大きくて困ることはありません。
強いていうならモニターを置く場所を多く取ってしまうくらいですかね。
モニターを乗せる机もそれなりに大きいものを用意する必要がありますし。
長年使っている湾曲ウルトラワイドモニターを乗せていたPCデスクもレビューしてるので、よければぜひ見てみて下さいね!
120cmだけじゃなく、140cmも160cmも選べるようになっているので部屋のサイズに合わせて選べます。
⇒サンワダイレクト デスク120cmをレビュー!初めてのPCデスクに最適!
ではでは~
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